僕の好きな小説家の本に”考えろ”という言葉が多く登場する物語がある。
”考えろ”。
これは小さい時から親や友達、学校の先生、会社の上司など多くの人から言われることがあると思う。
自分で”考えろ”。
言うのはとても簡単な言葉で、特に、社会に出ている人は上司とかに理不尽に自分で”考えろ”と言われることもあると思う。
本当にその言葉の意味を考えたことがあるのか。
”考えろ”。これは考えるの命令形。
考えるとは知識や経験などに基づいて、道筋を立てて頭を働かせる、、判断するや結論を導き出すなどだと思う。
「自分の人生の責任は全部自分」。
”考えろ”とは自分に対する考えるの命令形ではないか。
その本の中での”考えろ”も登場人物が自分に言い聞かせるようにつぶやく。
”考えろ”とはもともとそういう使い方が正しいのではないか。
自分で考えてから行動する。これが普通だが一番世の中で難しいこと。
他人の意見を聞くことはとても重要である。自分が思いつかないようなことも、他の人は思いつくかもしれない。
だからといって全てを受け入れるべきではない。
他人の意見を聞いた上で自分で自分の中で”考えろ”ということ。
最初に書いた周りの人から言われる”考えろ”というのは、もしかすると言ってはいけないことなのかもしれない。
自分で考えた上でその行動を起こしているから。
考えて行動したのに、”考えろ”と言われてもどうすることもできない。
人が行動するときは何かしら考えている。
”考えろ”という人も考えた上で言っている。
他人に”考えろ”と言われていい気持ちになる人はいない。
その言葉は自分が自分の為に使う言葉だから。
自分の人生は自分で”考えろ”。自分に言い聞かせて。
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